生成AI版とは

AIに対し、抽出したい項目や、補正を行いたい内容を指示することができる機能です。
従来のOCRでは、文字の読み取りのみでしたが、「値が異なっている場合は修正して」「AとBの項目が合致しているかチェックして」のように、より一歩進んだ使い方が可能となります。

標準版  

デモ動画

 

設定

設定を開き、読み取りに関する設定とライセンス情報を設定してください

ライセンス設定

ライセンス取り込みボタンを押下し、ライセンスファイルを選択してください

ライセンス設定 ライセンス選択

読み取り設定

読み取り設定
  1. 保存先 読み取り結果の保存先フォルダを指定してください
    初期値:デスクトップ
     

  2. 共有プロンプト保存先
    共有プロンプトを使用する場合は、共有先フォルダを指定してください
    未指定の場合は、共有フォルダは表示されません
     

  3. 入力したプロンプトを保持する 読み取りを行う際に、プロンプトをクリアせずに保持します
     

  4. 読み取り時に処理状況を表示する 読み取りを行う際に、処理状況画面を自動で表示します
    OFFの場合は、処理状況画面は自動表示されません
     

  5. 実行履歴データベース初期化 実行履歴用のデータベースを初期化します
    正常に表示されない場合に初期化を行ってください  

利用方法

  1. プロンプトを入力します。プロンプトはテンプレートやサンプルから選択することも可能です
    プロンプトの先頭に//(スラッシュを2つ)を設定すると、コメントとして記述することも可能です

    プロンプト設定
  2. 出力設定を選択します
    ・CSVファイル(カンマ区切り):カンマ区切りのCSVファイルで出力します
    ・CSVファイル(タブ区切り):タブ区切りのCSVファイルで出力します(TSV)
    ・ヘッダを出力する:CSVファイル形式の際に、ヘッダ行を出力します
    ・テキストファイル:TXTファイルで出力します
    ・チャット:チャットウィンドウに出力します。

    出力設定
  3. 「ファイルを選択またはドラッグ&ドロップ」ボタンを押下し、読み取りを行うファイルを選択するか、ボタン上にファイルをドラッグ&ドロップします

    ファイル選択
  4. 処理が開始します。処理状況画面の進捗が実行中から完了になるまで待機してください

    処理開始
  5. 処理完了後は結果をダブルクリックすることで、ファイルを開くことができます

    処理完了

テンプレート設定

プロンプトをテンプレートとして登録することで、次回以降簡単に使用することができます
テンプレートはAISpectインストールフォルダの中のPromptフォルダ内に保存されます

  1. テンプレートに追加ボタンを押下します

    テンプレート追加
  2. テンプレート名を入力し、OKボタンを押下します

    テンプレート名設定
  3. ツリーに追加されます(ツリーは更新日順に並びます)

    テンプレート追加

テンプレート削除

  1. テンプレート上で右クリックし、選択したテンプレートを削除ボタンを押下します

    テンプレート削除

共有プロンプト設定

共有プロンプトを使用することで、自社内でプロンプトを共有することが可能となります
また共有プロンプトはショートカットを作成することもでき、サーバー上の最新プロンプトを参照させる、ということも可能です

  1. サーバー上の任意フォルダを作成し、プロンプトをテキストファイル(.txt)形式で保存します

    サーバー設定
  2. 設定内にある共有プロンプト保存先にパスを設定します。

    設定
  3. AISpectを再起動すると共有フォルダが表示されます

    共有フォルダ

ショートカット

ショートカットを使用すると、サーバー内のファイルに記述されたプロンプトを実行できます(AISpect起動時の内容が反映されます)
フローの内容を社内で統一したい場合などに有効です

  1. 共有プロンプト上で右クリックし、ショートカットを作成を選択します

    ショートカット

ショートコード

ショートコードを使用すると、共有プロンプトを途中に挿入でき、パーツとして使用できるようになります

  1. 共有プロンプト上で右クリックし、ショートコードを取得します

    ショートカット
  2. プロンプトを入力し、ショートコードを貼り付けしてください

    ショートカット

プロンプトの基本

  1. 多段明細などレイアウトが複雑な帳票は指示が難しいだけではなく、正しく読み取りができない可能性があります
    できるだけシンプルな帳票から始めてください
     

  2. 一般的な帳票の場合、事前に何の帳票なのかを定義します
    例:これは請求書です
    この際、社内でしか通じない名前(例:B票、検A図)の場合は、どういった目的の帳票なのかをAIに教えます 例:これは製品の出荷検査に使用する帳票です
     

  3. どの項目が欲しいのかを指示します
    注文書などのようにレイアウトによって表現が変わる場合は、カッコ書きをすることでより精度が向上します 例:品番(コード)、品名、納期、数量を抽出してください
     

  4. 補足情報を追加します
    例:登録番号はTから始まる12桁の数字です
     

  5. 補正や追加の指示を行います
    例:郵便番号が正しいかチェックしてください  

制限事項、注意事項

  • 本サービスはAzure OpenAIを使用したサービスです
  • Azure OpenAIには1分間当たりの実行制限が設けられており、これを超えた場合は待機時間が発生します
  • 1ファイルにつき10ページまでしかアップロードできません
  • AIが正しく判断できない場合があります
  • 生成AIの回答は一律にならない場合があります